夏樹は学校を出て、ブレザーの下のワイシャツに胸のところから手を突っ込み、ぐいっと光輝くものを引っ張り出した。 まるで地球のような模様の水晶のネックレス。 これは夏樹の兄が、夏樹が東京に出てくる際にお守り替わりにと持たせてくれたものだった。 白雪は可愛い。 見てるだけでも癒される。 だけどやはり見ていると思い出す。