無口な君と私

作文を終えたのは
俺の家にきてから三時間たった頃だった

正直こいつの国語力のなさにはびっくりした
作文に三時間かかるとは…

「やっとおわったぁ…」

『ありがと♪青っ
じゃあ、私かえるね』

「送ってくよ」
『本当に?ありがとー』

俺たちは外にでてひかりの家に向かった
少し外は薄暗くて外灯がついているだけ

「寒いな…」

『うん…』
ぎゅっと俺の手を握ってきた

「もっとくっつけよ」
俺はひかりを自分の方に引き寄せた

『…温かいね、青って
心冷たいからかなぁ?』

「は?俺めっちゃ心あったけぇし」