無口な君と私

親父が顔の痛さのあまり話せなくなった

やりすぎたなこれ…

そうすると後ろから声がした
【あれ…お前…青?】

「竜也?…」
【こいつ…もうなぐりずみかよ…】

「…悪いかよ…」
【…別に…わるくわねぇよ…

て言うか…俺のすること無くなっちまったな…】

「する事ってなんだよ、こいつを殴ることか?」

竜也は顔を曇らせて
なにもする気力のない顔をしてた

【こいつに母さんが殺されちまったからよ、復讐しようとしてたんだけど、全部おまえにとられちまったよ】

「……ゎりぃ…」
【謝んないよ、気持ちわりぃな…

…まぁ、さんきゅうな、俺の代わりに殴ってくれて】

「言ってることマジ子供だぞ…。
別にお前のためにこいつを殴った訳じゃねぇし……勘違いすんなよ…。」

【このツンデレが…

んじゃあな俺が警察に伝えとくよ全部な】

俺はとりあえず家に帰った