無口な君と私


青…

どっかから足音が聞こえた
そんなことにかまわず流れてくる涙をこらえた
私は青のことを忘れたくなくて
好きでい続けたくてネックレスを付けてきていた

もし愛実のことが本命だとしたら
私は遊ばれてただけってかんがえたら苦しくなって
ネックレスに手をかけた
こんなの…もう…!

ネックレスを壊そうとした
そしたら背中と腕に温かい懐かしい温もりがあって背後から声がした

「はぁ…馬鹿…っ…どこまで走ってんだよ…」
青の息が耳にかかってくすぐったい

『……………』

「なんかっ……いえよ…!」
青は私を走って追ってきたみたいで息が整ってなくて息が荒い