無口な君と私

そう言ってひかりは無理に笑っていた

こういうとき必ず泣いていたひかりが泣いていなくて俺のことをまっすぐみてた
俺は素直に言えなくてどうしようかずっと考えた、けど言わなきゃいけないんだ

「……ひかり、お前馬鹿だよやだよやっぱり
俺はあいつが好きで付き合おうって言った訳じゃない。お前のこと苦しめたくて、俺がひかりに言われたことの苦しさを味わってほしくて………俺はお前が好きなんだよあんなことしちゃったけど…。」

『ふふっ…もしそうだとしても私は青のこと諦めるよ。
だってもう遅いもん。
愛実とつきあっちゃってるじゃん

あ、じゃあね!青、愛実来ちゃったし!』

そう言ってひかりは走っていった
俺の背後から愛実が抱きついてきた

青…?どうしたの?
「……愛実…俺お前と付き合うのやめる…悪い…」

青…なんで…
「…本当にごめん。」

そう言ったら愛実は走り去っていった、