無口な君と私


私はどうしても青にしゃべってほしくて話しかけた
『ねぇ、青これいらないの?』
私は青によって引きちぎられたクマちゃんのキーホルダーを見せた
青は少し戸惑っていたけど短く

「…それ、捨てたんだけど」
捨てたんだ。
『なんで捨てたの?』

「……………」

その後から青はなにも答えてくれなかった
私は本当に最低な奴だ。
捨てた理由なんて自分で分かってるのに青にわざわざ聞くなんて
やっぱり信じられないんだ。
自分が嫌われたこと。