青戻ってきて…そう願っても青は来ない
廊下を通り過ぎていく人たちが私に目を向けてくる
それが苦しくなったから
青に謝ろうと部屋にこっそり入った
青はベッドで寝ていて少し安心した
けど、床には形がわからなくなったクマのキーホルダーがあった
私はそれを拾い上げた
そのキーホルダーは小学生のときに私があげたものだった
もう形が崩れてて頭と胴体が離れてた
引きちぎったんだ…
私はクマのキーホルダーをあげたときのことを思い出した
あのときの青は凄く嬉しそうで幸せそうだった、私は青とおそろいのものが付けれることが嬉しくて幸せで
青がずっと付けてくれてた事を考えたらすごくうれしい。
けど、
そんなものもうこのクマちゃんとともに崩れた
私はもう嫌われたんだ。
取り返しがつかないんだ


