無口な君と私

しばらくして
警察がきた

先生は警察に連れて行かれて
また私達は二人きりになった
青の拳には先生の血がまだついてて

『……ぇっと…青、血落としてきたら?』
青はそうする、といってシャワールームに向かった

青の目怖かった
少し前の青の目みたいだった
そんなにお父さんのこと恨んでるんだ
私が何とかしてあげなきゃいけないのになんで私はなにもしてあげられないんだろう

私は自分の無力さがすごくいやだった
しばらくして青が帰ってきた

「ごめんな。怖かったよな
お前には関係ないのに…。」
青は私を抱きしめてきた
強く。