田口くんが言ったところにこーちゃんはいた。
「こーちゃん!お疲れ様!」
こーちゃんが暗いからあたしは明るくいこうと務める。
あー、完全にテンション低いわ....
「ちー...か?見てたの?」
「見てたよ?」
そういうとこーちゃんは
地面いヘタりこんでしまった。
「やべーな、俺カッコ悪。」
「そんなことないよ!
よーく頑張ったね?」
「いやっ、俺は役に...役に立てなかった」
「ねー、こーちゃん?
誰にだって調子が悪い時はあるんだよ!
こーちゃんは
自分のせいだから泣いちゃだめとか
泣いて済まれないから泣かないとか
おもってるんでしょ?
でもね、悔しかったら泣いていいんだよ?」
そういうとこうちゃんは静かに泣いた。
長年一緒にいないと分からないくらい静かな声で泣いた。


