届かない愛


お母さんが部屋を出て行った後。

あたしは思わずメールの相手に

【…助けて…あたしは居ない方が良いの?】

送信して泣きながらいつの間にか眠ってしまったらしい。




ーー朝。
身体の痛みで起きると2通のメール。


【どうしたの?何が有ったんだ?!】

【大丈夫なのか!?大丈夫なら良いけど…心配だから朝メール出来たらメールしてくれ!】

心配してくれる人がいる。
それだけであたしの心の痛みが少しだけ無くなっていく。