車が動き出した直後。 「俺と会うまで何か有っただろ」 「えっ…」 「隠してもダメだぞ。メールとかさっきの電話でも声がおかしかった」 「……心配掛けたくなかったの…」 流星君に心配掛けたくなかった。 笑顔で会いたかった。 流星君に会う事を楽しみにしてれば痛みに耐えられるって思ったから。 「もうちょっとしたら公園が有るからそこで少し話しようか。話してくれるだろ?」 ヤバイ…泣きそうだ。 バレない様に過ごすつもりだったのに。