届かない愛


家から歩いて10分の所に待ち合わせのコンビニが有る。

流星君はあたしの姿を見つけるとタバコを消して手を振ってくれる。

「お待たせっ…!」

「おう、じゃあ行こうか」

「うん…荷物後ろに置いて良い?」

「あぁ、そうそう。家に行く前にちょっと寄り道したい所有るんだけど良いか?」


寄り道?どこに行くんだろう。


「うん、分かった!」


何でだろう。笑顔で会おうって決めたのに流星君の顔見た瞬間に涙が出そうになる。