「ここで良いのか?」
「うん、ここで良いよ。ありがとう!一緒に居てくれて!気をつけて帰ってね」
家からちょっと離れた所で降ろして貰ったのに訳がある。
流星君の前でお母さんに何かを言われる事が嫌だったから。
「…何か有ったら…直ぐに言えよ?我慢するなよ?」
「大丈夫だよ!ありがとう!」
流星君の車が行ったのを確認して家の近くまで歩いてると目に映ったのは。
あたしの部屋の荷物が無残な形で外に散らばっていた。
近寄ってみると、友達から貰った大切なペンダントの残骸。
「っ……ひ…どい…」
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