「…流星君…?」

「何て顔してんだよ?」

クスクスと笑ってる流星君。
流星君はいわゆる爽やか系のイケメン。
でもホストクラブで働いてそうな感じもする。

「あ…思った以上に…」

「ん?どうしたの?」

いつまでも答えないあたしに流星君が聞いてくる。


「かっこよくて…」

だけど少しだけ、ほんの少しだけ…悲しい目をしてるなって思ってしまったの。



ーー貴方があたしに一瞬だけ見せた悲しい目が今でも忘れられないの。