ぴったり35分。

流星君から電話が入ってあたしは待ち合わせのコンビニに向かっているんだけど。

凄くドキドキしている。

どんな人なんだろう。

流星君はあたしを見てどんな風に思うだろう。

どうか幻滅されませんように。


「着いたよ?流星君!どこ?」

《後ろ!後ろ!》

「え……?」


振り返ると電話を片耳に当てながらニコニコ笑ってる男の子がいる。