コワレモノ―人類最後の革命―

「黒田、紙用意して」
「今書いてる」

教室のドアの片方に、銃を持って待機する私。電気はもちろん消しているし、私がいない方のドアはきちんと施錠してある。

「出来た」
「うん。じゃあ、ここに置いといて」

私のすぐ右の席を顎で指し、手紙(?)を置くように指示する。

「…来た」

階下からざわざわと声が聞こえる。何も知らないクラスメート達が帰って来た。

「二人とも、カーテン閉める準備しといて」

私は手紙を持ち、いつでも見せられるように準備しておく。念のため、ドアは銃を持った方の手で押さえておく。

「…よし」

一度深呼吸をしてから、私はドアの窓にその手紙を提示した。

「え…?」
「何これ…」
「雪乃、何か書いてるよ…」
「あ、ホントだ…」

外がざわつくのが手に取るように分かる。

「…雪乃、入るの?」
「…うん」

ドアを押さえた手を離し、いつでも取り押さえられるように待機しておく。雪乃に銃を突きつけ、そしてドアと鍵を閉める。それができれば、あとはこっちのものだ。

そして…。

「何…?」

雪乃が、教室に姿を現した。