私と二重人格の僕


誰がチクったの・・・
よりにもよって、美憂ちゃんなんかに。
おー、まいガッ!!!!


「それでね、宮本くん、わたしぃ、好きだっのっ♪」


らしいね。
みんな、知ってるよ…、一番猛烈にアピールしてたのは美優ちゃんだから。


「え、そうなんだぁ…」

って。
私は言うが、てか同じ人を好きにやっちゃった、みたいなパターンだね。

「……どうでもいーみたいだねっ!もう、好きじゃないのっ?」

「え。まぁ、うん…。前みたいにドキドキしたり…しなかったりだから。 」

「へぇっー!なら、諦めたンだよね?」

「どうだろ。わかんない」

チラッと見てしまうのは、相変わらずだし…まだ、好きなのかな?
宮本くんのこと。

「あっ、そっ♪」



早く学校つかないかなぁ??
案外距離は遠く、美優ちゃんと離れたい気分が一層に増す。

「あれーっ?きゃあっっ!!宮本くぅんだぁー!」

と、美優ちゃんはきゃっきゃした。


…ドキドキ


宮本くんが、数メートル先にいる。
そう思うと胸がなる。


「宮本くんっ!」

そう呼んだ美優ちゃんは、こっちにきて、と手招きする。

軽く鼻で笑うと、駆け走りでこちらへ来る。

「おはよ、桜空、、美優。」

ドキッ

私のな、名前、知ってる!?
話したこと、あんまりない、てか、ない!

「おっ、ぉ、はよう」

やば。。
声が震える。

それに、、、宮本くんは私の隣に来た。
近すぎるよ~!!


「久しぶりだな、桜空。」

ニコニコする、宮本くんの笑顔に私は倒れそうだ…

なんでそんな、かっこいいの?
てか、久しぶり、って、え?
いつ会った!?

「ひ、久しぶり…だね」

とまぁ、適当に交わす。

「桜空、身長伸びた?」

「えっ、本当に?わかないや…(笑)」


てか、なんか親しい感じなんだけど。
いつもこんななのかな?

「むぅ~!おふたりさんっ、美優も入れてよ!」

「はは、ごめんって。」

「ったく。。あ。桜空ちゃん。」

「ん??」

「美優の彼氏、宮本くんっだよっー♡」

え。
宮本…くん?

…そっか。

ズキズキと、なにかが痛みつけられた。
わかんないけど、悲しい…。


嫌味でも、ひどい、よ?


「っ、おい!ちげぇだろ。勝手に言うな。 」

…?
あれ、嘘?

「えへ♡だって、彼氏じゃん!」

「この嘘つき野郎、誤解されんだろ(笑)」

「すいまぺんっ。」

…なーんだ。
さすが、美優ちゃん。
嘘つきだ。

本当に 苦手 。


「桜空、誤解だからな。」

「あっ、うん…。」

「ふふ、実はさあーっ、桜空ちゃんは、宮本くんのことぉ、」

!?まさか