6:00
ピピッ━━━。
う"ー、眩しい。
薄い黄緑のカーテンの間から射し込んだ光は私の目に直進する。
右腕でその光を遮るように目の上におくと、まだ夜のように暗くなる。
うとうと、する…
魔法にかけられたように深く、…眠りについた。
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「桜空ー!起きなさい!」
私の肩をゆさゆさと揺さぶるお母さん。
う"ぅ〜眠いー。
布団から出たくないよー。
「いやぁ....。」
「早くしなさい!」
「うるさいなぁ....嫌だ、まだ寝る。」
「もう、6時半よ!」
それを聞くと、さっきのうじうじは嘘のように、パチッと目は瞬間的に開いた。
「やばっ!」
お母さんは呆れた顔で「朝ごはん、一階に置いといたから、早く食べてきなさい。」と言った。
「もうーっ!」
一階にかけ降りると、父親が「騒がしいなぁ、全く....さあ、支度ができたらいくぞ。」と車の鍵を片手に言った。
「ちょい待って!あと、10分。」
慌ただしく、私は座り食パンを女の子らしくない、バクバクと豪快に食べる。
それはそれは、「....ヒロヤか?」と父親が疑うほどに豪快に。
「ふふんむぐむもぐ、むむ。」
違うよ、桜空だよ。と言ったつもりだが、パンが口に入っていたからそんな呪文みたいな言葉になった。
ははは、と笑って「そうか、桜空か。」となぜかお父さんは聞き取れたようだった。
「・・・・っ、ゴクん・・・。よし、食べた!昨日、準備しておいたしオケだよー!行こ♪」
「..あぁ、行こう。」
お父さんは、また笑って、立ち上がるとお母さんにちゅっ、とキスをした。
・・・うわぁ。
なんてゆーか、親の愛を見るのはキモイ。
「あら..んっもう!娘の前でするかしら?」
本当だよ、まったく。
「いつものことじゃないか。」
「それも、そうかしら....?」
「そうだよ。じゃあ、行ってくる。」
「気を付けてね。だーりんも、桜空も。」
だーりんって......(笑)
私は、瞬間技で体操服に着替えると、お母さんに「行ってきます。」 といい、お父さんの車に乗った。
車のフロントガラスから私は、見送るお母さんに手を振り、車が出発した。


