「わかんない、この世界でよくさ迷ってるのは私なのに....」
「仕方ないよ、こんな…空間ではね。」
軽く笑った。
出会う、ことを望んでる僕に対して..
僕が笑ったのが不気味だったのか、ただ単にそうしたのか知らないけど、桜空は話を変えてきた。
「・・・ねえ、不良達に反発したんだって?すごいね。私、尊敬しちゃった!」
「あはは、ありがとう。でも、ごめんな…僕のせいで桜空は恨まれたかもしれない。」
「え、全然気にしてないよ!大丈夫。」
桜空は不良達に嫌われたくない、と思っていることをしらず僕は「よかった、気にしないんだ?」と言った。
「うん!というか、感謝してるんだよ?」
「感謝....?」
感謝なんてそんな分かり易い褒め言葉をかけてくる桜空…様子が変だ。
なにか、隠してるのか?
僕にはわかる。
だって、桜空の友達がよく言うんだ、「桜空って無駄に褒め言葉いわないよね!言う時は大体はなにか隠してる時だよね。」ってさ。
さすが、長年桜空と一緒にいる梨花だ。
僕の人格が現れだした時に「あなた、桜空?」って何回も聞いてきた超人。
まぁつまり、桜空はなんか隠してる、ってわけだ。


