彼は一度も口をつけてなかったお酒を一口飲むと

妖艶な微笑みを浮かべ、


ほろ苦い、私の涙でしょっぱいキスをした。

「やっと俺のものになった。」

ニカッと笑う彼の胸元に顔を寄せ

やっと彼の背中に腕をまわした。


『私も…離さないからね?』