涼介のお葬式で彼のお母さんと話した










「あの子、本当に夏美ちゃんのことが大好きだったのよ。

夏美ちゃんと会う日はすごく楽しそうに家を出て、満足そうな顔して帰ってきてた。

ありがとう、夏美ちゃん。涼介を好きになってくれて、本当にありがとう。」











遺影を見れば、笑っている涼介。










なんで?





ねぇ、どうして?





何も言わずにどこ行っちゃたの?





会えないの?





もう一生…涼介に会えないの?





ねぇ、あたしまだ涼介と行きたい所いっぱいあるの。





涼介と観たい映画もあるの。





涼介にあげたい物もあるの。





涼介に…伝えたいことがいっぱいあるの。










…なんで…





なんで…










「なんでいなくなっちゃうの…。」