生徒会長は隣のメガネ君

 放課後の生徒会室。すっかり忘れてたアンケート。今、箱を三人は取りに行ってる。何気なく見たら用紙がなくなってた事を伝えたんで慌てて取りに走ってる。
 柏木君はなんと私のメイド服でパフェ食べてる姿を待ち受けにしてた。橘君が指摘して、榊も披露する。もういいから出さないで。とかいつものごとく雑談してた生徒会。そんな生徒会にまだあるのか? ご要望が?

 柏木君が入ってきてテーブルにアンケート用紙を出す。続けて橘君も来て、すぐに榊も来て箱の中身を出す。
 放って置いたから山盛りだね。
 アンケート用紙開けて、やっぱり橘君と柏木君にアンケート用紙を配る私。榊のと私への個人的な質問は問答無用でゴミ箱へと入れる。これって減る事はないのかな? ゴミ箱が今度は山盛りに。その中で見つける、文化祭の感想。なかなか好評だね。実は自分達のところで疲労困憊してて、他を見てないんだよね。生徒会全員。喫茶店は生徒会のメンバーが主に働いてたから。まあ、生徒会が主催者だからね。働かないといけないって気持ちがあったからね。
  って、メイド服の感想はいらないから。また思い出したじゃないの。ゴミ箱へと消えるアンケート用紙。

「文化祭好評だな!」
「ああ、見てなかったけど他も良かったみたいだな」
「生徒会と帰宅部の喫茶店も好評だよ」

 三人は満足そうだね。バンバン、ゴミ箱に入れてるそれは全く気にしないんだね。

「そろそろ夏休みだし、さすがに要望はないね」

 良かった。箱のチェックをスルーしてたからね、一週間くらい。

「夏休みかあ。生徒会は夏休み活動なし?」

 橘君、ゴミ箱もういっぱいなのにまだ詰め込みながら言ってる。きっと夏休みに部活に呼ばれるのを防ごうとしてるな。

「ああ、生徒がいないからイベント出来ないしな」

 イベントの問題なんだね榊の生徒会の活動は。

「そっかー。夏休み活動なしかー」

 柏木君は帰宅部だから暇だもんね。私もだけど。

「暇だな」

 榊……何考えてるの? まさか無理矢理、生徒会の活動する気?

「よし! 俺の家で勉強会だ!」

 生徒会全く関係ないよ。ただただ暇なんだね。

「いいねえ!」
「勉強会か……」

 勉強会って理由で部活断れるか考えてるな橘君。

「じゃあ、決まり!」

 もう決まってしまった。まあ、人数が増えたって事だね。きっと夏休みも私は榊の家にいたんだから。



「一人暮らしも隣同士もなんで言わないんだよ!」

 柏木君の抗議を受ける。

「いや、話すタイミングがね」
「そうそう」

 滅多に意見が合わない榊と私が柏木君の抗議をかわす。

「同じ方角どころか住んでるマンションが一緒なのかよ」

 と、橘君にも抗議を受けつつ私達の夏休みははじまる。



 橘君は時々勉強会をお休みする。夏休みにも試合があるのか試合前に言い訳が勉強会なので通用しないんでどこかの部活に行ってる。
  お昼は榊がみんなの分を作る。

「さすが一人暮らし!」

 って、橘君に言われてたけど、その前からだよ。上手すぎる。



 こうして、何時の間にか橘、柏木と私は二人を呼び、榊は二人を瞬と隆と呼び、二人は榊を陸と呼ぶようになった。
 生徒会室以外で生徒会は親睦を深める夏となった。