不思議な6人組

「はぁー」
もう一つため息をついたとき

 「おはよ~奈桜ちゃん」
赤い髪に今日はオレンジのシュシュをつけて目の中に入ってきた。

 「日之内陽。・・・おはよう」

頬杖をつき窓の外を眺めながらあいさつをする。

 「あーまたフルネーム陽って名前で呼んでよ!」
子供のようにすねた表情をする陽。

 「名前で呼び合うほど仲良くないじゃない」

 「んーそりゃぁあったばかりだけど、これから仲良くなるんでしょう?!」

 「仲良く?」

 「そうだよ!奈桜ちゃんは姫なんだし、副会長さんだし自然に僕らとの時間も長くなるから仲良くなるよ」

その言葉に眉間にしわを寄せると、人差し指でしわをのばされた。