少女たち




「思い切って話しかけてみればいいじゃない」



バイトが休みの平日の午後。


中学の時に同じバスケ部で仲良くなった愛子とは同じ学校に進んだけどクラスはバラバラ。





親友と言っていいほど仲がいい。



そんな彼女とあるカフェでお茶をしながら、例の彼について相談をしていた。



「そんな簡単に言わないでよ〜…」





「だって女と歩いてるっていったって彼女かもわからないんだしまだ悩む必要なくない?」




確かに前向きに考えたらそうなる。

でもそう簡単にはいかない。





「とりあえずいまアピールするならコンビニに通うことだねえ…」