1日の始まりは、君のいれてくれた珈琲からだ。

珈琲の匂いに誘われて、ベッドから起き上がる。

僕はウキウキしながら、食卓につき
君の珈琲を待つ。

僕のためにつくってくれている、朝食はまるで一流ホテルのようで。

どうぞ と君が僕に珈琲と朝食を出す。

ありがとう と僕は君にかえす。

ありがとう の一言に僕は、君が生きていることや、君と出会えたことについての感謝の気持ちもこめた。

君が気づいているかどうかはわからないけど。

ふと、テーブルを見るとココアがひとつついかされていた。

僕は君に朝食は食べないのかと聞くと、

あなたが食べている姿を見るだけで
お腹いっぱいですから、と。

そんな愛しい君に、僕は思わずキスをした。