「俺、意味分かんね─よな。 なんかさ、冷やかされるのとか嫌でさ……」 そういえば、私達が付き合い始めた時も、騒がれるの嫌だからあまり言うなって 淕斗くん言ってたよね。 「私のほうこそゴメンっ」 「柚琉は悪くね─し」 そう言うと、淕斗くんは私の頭を撫でた。 一ヶ月前の思い出──…