恐る恐る振り返ると、淕斗くんが…… 「お!夫が迎えにきてくれたぜ!」 「ていうかさ」 男の子の言葉を、完璧に無視。 「俺の女なんだから、気安く話しかけるのやめてくれない?」 「え?あ、あ─ゴメンっ」 淕斗くんから、とてつもないオーラが出てるのは 気のせいでしょうか!? 「分かったらもう、柚琉に近づくんじゃね─よ!」 廊下に響いた淕斗くんの声に、圧倒されて 男の子達は、逃げてしまった。 「……淕斗くん?」 「…ゴメン」 ……え??