───次の日 「あれ?淕斗の彼女じゃ─ん」 「本当だ─っ」 昨日冷やかしてきた男の子達に、偶然廊下で遭遇してしまった。 「ていうか、あんま冷やかすのやめて下さい……」 「え?何で─?」 男の子達は、ニヤニヤ笑う。 「淕斗くん、すっごい怒ってたもんっ」 男の子達は、顔を見合わせた。 「な─んだ。まあ、アイツはすぐヤキモキ妬いたりすっからなあ─」 その時だった。 「おい」