続豹変彼氏のキスの味~in夏休み~【完結】








「アイツら、俺らが付き合い始めたからって、冷やかしやがって……

彼女いないからってひがんでるんじゃね─よ……

一回殴られて─のかって、」




淕斗くんっっ
めっちゃ暴言連発してますがっっ

い、言いすぎだよっ






「淕斗くん…どうしたら機嫌直る?」

「あ?」


こ、こ、怖い~~っ


「んじゃあな~、キスして?」

「は!?き、き、き、キスぅ!!?」

「おう、キス。」




「私から!?」

「お前から」





無理無理無理~!!!




「できないぃぃい!!」



私はブンブンと、首を横に振った。




「何で?」

淕斗くんが、真剣な眼差しで私を見る。
そんな目で見ないでよ…




「…恥ずかしいもん」

「いつも俺からじゃん。時々は柚琉からしてよ」

「……うぅ…」

恥ずかしいよぉ…

「そんなに俺が嫌?」