―……一ヶ月くらい前





「なあ柚琉。もうすぐ俺ら、一ヶ月記念日だよな。」

「そ―だよね♪」



学校の帰り道、ちょうど公園の前を通りかかったから、
そこで私と淕斗くんは、一休みをしていた。




「一ヶ月も続くなんて、淕斗くんが初めてだよお!」

「え、まじ?俺が最初??」

「うんっ」

「嬉しいし////」


そう言うと、淕斗くんは口を手で抑えて私から目を反らした。



「淕斗くんどうしたの?」

私が覗き込もうとすると……

「ば、ばか!見んな!!」




アレ……?
淕斗くん、照れてるの…?