世界の真ん中で




「いってらっしゃいませ愛流お嬢様。
今日は、16時にお迎えをだしますので。」

「いつもありがと。華氏じい。」

「いえ、これがわたくしめの仕事でございますから。気を付けていってらっしゃいませ。」

「うん。」


はあ。いつも送り迎えをしてもらっている華氏じいには申し訳ないけど、たまには歩いてかえってみたいな。
まあ言うだけ無駄なんだけどね。


わたしは、柳二愛流。(りゅうじあいる)

そうあの柳二財閥をせおっていた柳二海斗(りゅうじかいと)とその妻、だからわたしのママ柳二愛理(りゅうじあいり)の娘。
っていっても、もう柳二海斗と柳二愛理は11年前になくなったんだけどね。

今、柳二財閥をせおっているのはわたしの兄、柳二悠斗(りゅうじゆうと)。
っていっても兄はまだ26歳。

わたしとは10歳はなれてるけどわけありとかじゃない。



兄にはほんと感謝してる。
この高校に進学できたのも兄のおかげだし。