「…ッ⁉︎ 何でッ‼︎どうしてッ‼︎」

優の足首には枷が嵌められていた。

鎖はコンクリートの壁に繋がっており、なんとか地下室の中を動き回れるほどの長さであった。

「出して…出してェ…!!」

優の悲痛の叫びは、コンクリートの壁に跳ね返り部屋の中にこだまするだけだった。