次に目が覚めたのは周りがコンクリートの壁で囲まれた殺風景な部屋だった。 おそらくここは地下室なのだろう。 でも、どこの地下室なのかはわからない…。 ここから出ようとしたがジャラリ、ジャラリ、と聞きなれない音がした。 それに足首が異様に重く感じる。 何故だろう、と聞きなれない音と足首が異様に重い理由を突き止めようと優は自らの足首を見た。 刹那、言葉を失った。