「刀は片腕で容易に扱えるものではない。最悪、山南さんは二度と真剣を振るえまい。」
「えっ…。」
「それじゃぁ、私は近藤さんと話があるから。」
そう言って井上は部屋から出ていった。
「いざとなったら、薬でもなんでも使ってもらうしかないですね。」
「滅多なことを言うもんじゃねぇ。幹部が新撰組入りしてどうすんだよ。」
「え?山南さんは新選組の総長じゃないんですか?」
「あ、いや…。」
「違う違う。新選組って新しく選ぶ組って書くだろ?俺らが言ってるのは選の字を手へんに…」
「へぃすけぇ!」
バキッ
ガッシャーン
原田が藤堂をすごい勢いで殴った。
「きゃーっ!」
「おい!」
