「一月ほど前、綱道さんが務めていた診療所が火事になり、それ以来行方がわからなくなっている。」
「えぇっ!」
「不審火ではありましたが、焼け跡から遺体は見つかっていません。ただ、なんらかの事件に巻き込まれた可能性はあります。」
「綱道さんの行方は俺達も追っている。
昨日の事件をきっぱり忘れると言うなら、綱道さんが見つかるまで俺達が保護してやる。」
「心配するな!君の父上は我々が必ず見つけ出してみせる!」
「あ、ありがとうございます!」
「殺されずに済んでよかったね。まぁ、とりあえずは。だけど。」
「は、はい。」
ったく総司のやつ。
脅しにもやり方ってもんがあるだろ。
