ふたりでひとつ


部屋に戻って着替えて、
リビングへ行った

「飛鳥!!ハンバーグ!!
ちょっと上手くなったよね!?」

ハンバーグを作るのは母さんだけど
焼くのは芽衣だ
初めは焼いたやつを
作り置きしてたんだけど
芽衣が焼きたてがいいって言って
芽衣が焼くことになった

「うん、前なんか黒かったもんね(笑)」

「それは忘れなさい!!」

むーっとして口をとんがらせて言う

「あはは(笑)ごめんごめん、
俺は芽衣が一生懸命したものだから
なんでも食べるよ」

「なんでも!?」

キラキラと瞳を輝かせる芽衣

「た、多分(笑)」

「多分って何よー!!(笑)」

しばらくして、くすっと2人で笑い合う
いつもと変わらない日常