ふたりでひとつ


橘邸。

「ただいまー」

「おかえり飛鳥!!」

いつもの言葉に天使のような
笑顔で俺を迎えてくれる
何も知らない純粋な妹
好きだ、芽衣好きだ

「きゃっ…んん!!」

愛しく想って抱きしめてキスをした

「ふ……んぅ、っ、はぁ…
長いよ、飛鳥」

可愛い、息苦しくなってる芽衣

「ばかめい。そんなんじゃ、
他の男が惚れちゃうよ」

「え??大丈夫だよ
私飛鳥と違ってモテませんから(笑)
顔は似てるのにねー…」

飛鳥は苦笑いを浮かべた

「まぁ、いいかー(笑)
今日は飛鳥の好きなハンバーグだよー!!」

「俺じゃなくて芽衣が好きなんデショ(笑)」

「ばれちゃった??お母さんのハンバーグ
やわらかくて美味しーんだもん!!
飛鳥着替えてきて!!はやくぅー!!」

早く食べたいと言わんばかりに
早く早くと言って表情がキラキラしている

「わかってるよ(笑)
すぐ着替えてくるね」