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『ご、ごめんね?五月くん。』
『………………』
ううっ…………そろそろ喋ってくれないかなぁ、五月くん。
キッカケは、数時間前………
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『ほら、降りないと、五月くん。』
『じゃあ、彩紀ちゃんも荷物持ってよ!』
『そんな言い方しなくていいじゃん!』
『彩紀ちゃ『もう知らないっ!五月のバカっ!』
そう言った私は、怒って駅を出ようとしたんだけど……
ガクッ『へっ?』
足元をよく見ていなかった私は、段差につまずいてしまってコケてしまった。
『あっ!』
そしてその下には、か、階段が………
『きゃぁぁ!』ドーン
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ってなわけです………
残り2人のバンドのメンバーは、先にホールに行っちゃってるしなぁ…はぁ…
私の100mくらい先を長い足でスタスタと歩いている五月くんに、ただついていくことしか出来なかった。