『クラス表、クラス表っと。』

『どこだろうね。』

『あっ星音、こっち!』

『あった?』

『うん、バッチリ見えるよ!』

『私、1-Cだ!星音は?』

『私もだ!一緒だよ!知音!』

『ほんと?やったー!』

『教室入ろっ♪』

『うん♪』

そして、1-Cの教室………

ガラッ

『沢山いるね、知音。』

『星音、今みんなこっち見なかった?』

『ドアが開いたからだよ。』

『そうかなぁ…?』

そして、席が前後だった星音と話していると、ドアが勢いよく開いた。

『よし、みんな席に着いているな。俺はこのクラスの担任だ。』

そして担任の先生は黒板の前に行って、大きく

「海夏 隼 (カイカ シュン)」

と書いた。そして、こう言った。

『俺はこのクラスを受け持つことになった、海夏 隼だ。1年間よろしく。』

みんながバラバラに「よろしくおねがいしまーす」というと、

『今から入学式だ。今の席の順に廊下に2列に並びなさい。』

と言われた。

皆がバラバラと席を立つ中、星音が話しかけてきた。

『いい先生っぽいね。』

『そうだね、星音。』

『そう言えば、有名人ってこのクラスじゃなくて先輩の中にいるのかもね。』

『えっ、なんで?知音。』

『だって、この学年にいたら、みんなの会話で聞こえてくるはずじゃん?』

『そっかぁ。』

そんな話を星音としている間に、体育館に着いた。

『広っ‼』

私たちが思ってた以上に、体育館は広かった。


『えー、これから入場してもらうわけだが、中には椅子がある。座っておけ。あと、名前を呼ばれたら返事をして起立すること。』

『はぁーい』

『いよいよだね、知音!』

『そうだね、星音!』