すると、意外に返答は早く、

「ええ、お越し下さい!いつが良いですか?」

横にいた霧澤さんは、飲みかけたコーヒーをこぼしそうになっている。


「行ってもいいんですか!?」

「どうぞ!ちゃんと結希さんが来る時間を空けて、予定を組みますから♪」


もう、さっそくスケジュール帳を確認している綾辺さん。

「おい、綾辺!」

「なんです?」

「さすがに無理だろ・・・」


霧澤さんは、しかめっ面で綾辺さんに言いかがる。


「いえ、可能です。ちゃんと変装グッズも用意しますから」


そんな所まで、綾辺さんの手間をとらせてしまって・・・