すると、マスターはシュルシュルと自分に巻かれている包帯を外しはじめ・・・


「とりあえず、応急処置。中に入ろ!」


クルクルっと、私の顔に巻き付けた。

そして、マスターに引かれながら店内に入る。


「うわぁぁ~!」

すでに立食が始まっていた店内。

いつもより、かなり照明を落としていて、あちこちにランタンの光が灯る。


みんな、様々な仮装でかなり盛り上がっている。


マスターに手を引かれながら、いつものカウンター席にたどり着く。


そこには・・・


「霧澤さんっ!!綾辺さん!」


綾辺さんはともかく、霧澤さんがこんな賑やかなイベントに!


しかも、仮装付き!!