secret love☆【番外編】

「よぉ!色男っ!」


「なんで、てめぇがいるんだよ?」


霧澤さんは、社長の姿をみつけ、かなり嫌そうな顔をしている。


そして、上着を脱ぎながら、私の隣のカウンター席に腰かける。



「琉樹、おまえにCMの依頼だ」


「出ねぇよ」


霧澤さんは、社長の顔も見ずに切り捨てる。



もともと、霧澤さんはメディアの仕事は引き受けないが、この斎王社長を通してだったら、引き受ける可能性があると、話が流れているようだ。



それは、私のせいなんだけど。