今日も、

希音の彼氏役として、

俺は街に出かけていた。

"今日が最後"

と言うので、

やっと解放されると

俺は内心喜んでいた。

希音がいきなり腕を絡ませ、

「今日が締めだから!」

と笑ってきた。

俺は姫華以外の奴と

こんな事をするのは抵抗があったが、

しかたなく

「あぁ。」

とだけ言っておいた。