光は鼻で笑うと

私の唇を強引に奪った。

光の舌が私の口に簡単に侵入してきて、

ぐるぐると暴れ出す。

私はその動きについていくのにいっぱいいっぱいだ。

やっと唇が離され、

私はボーッとした目で光を見つめる。

再び光の腕に包まれ、

「…愛してる。」

と甘く囁かれる。

「知ってるし、バーカ。」

ホント素直じゃない、私。

でも、こんな時間が一番幸せ。

なんて、

絶対言ってあげないし。