光の話が終わると、 部屋は重たい空気に包まれた。 光はずっと… こんな残酷な運命に縛られていたなんて… 少しでも気づいてあげられなかった、 自分がうざくなってくる。 涙が次々に溢れて止まらない。 光は泣いてはいないものの、 辛そうに顔を歪ませている。 なんて声をかけてあげたらいいか、 全然わからない。 下手に慰めても、 光にはきっと伝わらない。