しばらくしてから、 私がお風呂からあがってリビングに行くと 光は寝ていた。 ゆっくりと私は光の頭を撫でる。 「…くなよ。」 いきなり光の声が聞こえて、 「起きてるの?」 そう呼びかける。 でも、返事はない。 光は苦しそうに息をしながら 「行くなよ…! 俺を置いて行くなよ!」 そう叫んでいた。