自分の席について、私も美沙と話していた。 「姫華は小さいから目立ってたでしょうね。」 「うるさいし。 そういう美沙も大きすぎて目立ってたんじゃないの?」 「いえ、大きい人はいくらでもいるのよ。 姫華ほど小さい人は見た限りではいなかったわ。」 「そ、そんなの 私が一番わかってるし。」 プイとそっぽを向くと、 隣の男子と目が合った。