しばらく歩いていると

「あ!姫華!」

手を振りながら歩いてくる背の高い美少女、

桃山 美沙 (ももやま みさ)が近づいてきた。

「げ!美沙じゃん…」

私はわざとイヤそうな顔をした。

「げ!とは何よ。

あなたの大親友なハズだけど?」

「はぁ?

いつ誰があんたを大親友なんて言ったし。」

当たり前のように私の隣を歩く美沙にため息をついた。