絡まっていた指を振りほどいて 私は走り出した。 どこに行くかなんて分からない。 ただがむしゃらに走って、 気づいたら海岸にいた。 乱れた息を整えながら 砂浜にしゃがみこんだ。 やっちゃった… ここ、どこだし。 こんなところに海なんて、あったんだ。 目を閉じると 潮風の匂いがはっきりと感じられた。