「姫華!!」

もう1度名前を呼ばれ、

ゆっくりと目をあけると

美沙と光が心配そうな顔で私を見ていた。

「姫華……!

良かった…」

目に涙を浮かべている美沙。

「ごめん…ここは…?」

どこか懐かしい匂いを感じる部屋。

「俺の家。」

ここが、光の家。

あれ?おかしい。

私、この部屋知ってるし…